SIMATIC PCS 7プロセス制御システムのためのSITOP電源コンセプト

 


 
信頼性の高い24V電源は、プラント運転時の高可用性を実現するための重要な要素です。

このためSITOPは、24時間連続稼働で60万時間以上になるMTBF値、ATEXやIECexといった規格に準拠していて、最大1000Wまでに至る、異なる出力定格電力を持つ、単相または3相の基本的なパワーサプライユニットを提供します。これらは、冗長電源から、24V給電の選択的モニタリングを装備した冗長電源、冗長バッファリングを装備した冗長電源にいたるまで、個々の要件やプラントの設計に応じてカスタマイズすることができます。

SITOPライブラリは、SIMATIC PCS 7へ直接統合するためのブロックとフェースプレートで好みの電源コンセプトとして利用することができます。SIMATIC S7のソフトウェアブロックは、動作および診断データとフェースプレートをプロセス制御システムのユーザーインターフェース上に提供して、メッセージを生成して、PCS 7のメンテナンスシステムの接続を確保します。

これにより、制御システム内の24V電源の継続的な透明性を確保します。つまり、PCS7のユーザーは自動的に動作状態(例えばバッファーモード)、メンテナンス要件(例えばバッテリの交換)、障害(例えば、短絡や24V回路の過負荷)などの情報を受け取ることができます。

障害に起因する損失を回避するために、クリティカルなプラントの状態を迅速に検出します。その結果、プラントの可用性を長期的に向上させることができます。


SITOPライブラリは以下の電源コンセプトをサポートします。


冗長電源

24V電源の冗長構成にすると、電源ユニットの障害時の保護を強化します。SITOP冗長モジュールは、常時2つのSITOP電源ユニットを監視します。ユニットに障害が発生した場合、もう一方が自動的に電源を引き継ぎます。シグナル伝達は、制御システムで評価されたシグナリングコンタクトを介して行われます。

PCS 7のプロセス

デジタル入力によるPCS 7の統合


無停電電源

SITOP UPS1600無停電電源装置は、停電の場合オートメーションシステムに数時間程度24Vを供給することができます。DC UPSによっては、デジタルI/OまたはPROFINETを使用して制御システムに統合されているモデルもあります。UPS1600のインテリジェントバッテリ管理は、最適な充電およびUPS1100バッテリモジュールの継続的な監視を可能にします。

PCS 7のプロセス

EthernetによるPCS 7の統合


24V給電のセレクティブモニタリング

セレクティビティモジュールは、すべての24Vのパワーサプライが、複数の出力先に負荷電流を流し、それを監視するために最適な製品です。セレクティビティモジュールは、1つまたは複数のフィーダーにおいて過負荷や短絡を検知すると、必要に応じて各フィーダーにて電流供給を停止します。これは、高い抵抗のラインや「クリーピング」短絡の場合でも確実に行われます。何もしないフィーダーは、中断されることなく、24VをSITOPセレクティビティモジュールに提供し続けます。そのシグナリングコンタクトは、いくつかのセレクティビティモジュール間でループして、SIMATIC PCS7で共通のアラームとしてみなすことができます。

PCS 7のプロセス

デジタル入力/出力によるPCS 7の統合


SITOP PSU8600電源システム

SITOP PSU8600パワーサプライシステムは、1から4つまでの選択的モニタリングされるDC出力を持つ、PSU8600ベースユニットから構成されます。その革新的なSystem Clip Link接続システムを持つモジュラーシステムは、配線不要でパワーサプライシステムの接続を可能にします。CNX8600拡張モジュールを4つまで(セレクティブモニタリングができるDC出力を16個追加可能)、そして最大で2つのBUF8600バッファーモジュール(40Aで最大20秒のバッファータイム)を追加することができます。拡張モジュールとバッファーモジュールの順序は重要ではありません。それらはPROFINET上で制御システムに統合され、出力電流や出力電力、過負荷や短絡などの包括的なオペレーションや診断情報を提供します。

PCS 7のプロセス

EthernetによるPCS 7の統合


SITOPライブラリサポート

  • SIMATIC PCS 7 V8.0 SP2

  • SIMATIC PCS 7 V8.1、V8.1 SP1

  • SIMATIC PCS 7 V8.2


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