安全制御の問題点とPROFINETによる解決策

1. 安全制御の問題点

 安全制御に立ちはだかる大きな問題点、それは費用と時間という2つのコストです。元来日本では、安全制御のため認証されたデバイスの使用や安全制御エンジニアリング、診断機能の追加、確認作業などが行われていなかったため、追加コストとして捉われてしまいがちでした。安全リレーや安全コントローラ、安全制御ネットワーク、追加の配線、盤内スペース拡大等が費用的コストに、またリスクアセスメントや安全プログラムの作成、一般制御と安全制御との信号のやり取り、診断情報のための画面表示用テキストの作成等が時間的コストとなってしまいます。

 例えば、一般通信用の制御バスと安全制御専用バスの2本を使用しなければいけない場合、2つのシステムが存在するため、ネットワークに接続できるデバイスに制約が出ます。そのため、一般制御用と安全制御用のデバイスを分けて設置する必要が生じ、盤が大きくなってしまいます。また、一般制御と安全制御システム間の制御、診断情報のための通信プログラムやHMIの表示のための追加プログラムなども加えなくてはなりません。


ここではこのような問題点の1つの解決策としてPROFINETを紹介します。

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